インターンシップとは、学生のみなさんが一定期間、企業の業務を研修生として従事し、就業体験をする制度です。就職活動が本格化する前に実施・参加することで、企業・学生双方のミスマッチを解消していくための手段としての効果が期待されています。また学生側だけでなく、企業側にもそれぞれメリットがあります。 【学生側のメリット】在学中に就業体験をすることで職業観の明確化や就職意識の向上につながります。【企業側のメリット】企業PRの強化や人材確保のため、コミュニケーションのあり方のヒントを学生から得ることができます。
・いち早く自分に合った企業・業界を探すことが出来る。・文字情報からは得られない、社内の様子や社員の方の雰囲気を知ることができる。・自分のイメージしていた仕事とのミスマッチを防ぐことが出来る。・企業研究が深まり、自己分析が進む。・社会人とのコミュニケーションを通して話し方やマナーの勉強になる。
大きく分けて、以下の3つのスタイルがあります。1.就業体験型概要:社員の横で、実際に仕事を体験しながら学んでいくスタイル。1週間以上体験するものが多く、業界研究や社員との関わりは深くなるが、企業側の受け入れ人数が少ないなど、実際の制約が大きいケースもある。期間(目安):短期(1日)〜長期(1か月) 2.ワークショップ型概要:新しい製品・サービス開発等の体験、または、実際の仕事をシミュレーションして自社もしくはお客様の課題解決に取り組むスタイル。期間(目安):短期(1日〜数日程度)3.セミナー・企業説明会、工場見学会型概要:業界・職種・企業説明を実施し、その後の研究に活かすことができるスタイル。1日〜2日ほどで体験できるものが多く、比較的簡単に参加できるが、企業理解度という点では就業体験型等と比べると浅く終わるケースもある。期間(目安):短期(1日〜2日)また、上記3つのスタイルをオンラインで行うこともあります。どのスタイルにもそれぞれの特徴がありますので、タイミングや参加可能な時期に合わせて、 幅広く体験してみるとよいでしょう。
3年生もしくは大学院1年生の夏休みに実施する企業が多く、期間は1週間程度のものが主流です。ただし、近年では1Dayインターンシップや企業見学会、先輩社員との座談会等、様々なバリエーションのものも生まれており、冬休みや春休みに実施するなど時期も多様化していますので、就職情報サイトや企業のホームページをこまめにチェックしてみましょう。
<応募時>自分が応募できるかどうか、確認しましょう。中には専門知識を必要とするプログラムもあり、参加学生が限定されるケースもあります。参加が決まったら企業研究は十分に行い、なぜそのインターンシップに参加したいのか理由を明確にしておきましょう。例えば「仕事の内容がわからないので、知りたい」でもよいでしょう。また、インターンシップへの応募時にエントリーシートの提出を求められることもあります。事前に書き方や送付の仕方などを確認し、余裕を持って取り組みましょう<参加時>・実地での開催の場合道順を確認しておくとよいでしょう。交通機関の遅延や道に迷ってしまうなど、当日に何が起こるか分かりません。可能ならば、開催前に実際に開催場所まで行ってみるのも一つの手です。また、参加する時の服装についても、不安な点があれば直接企業の方に質問しておきましょう。・オンラインでの開催の場合パソコンやインターネットの環境を確認しておきましょう。マイクやカメラが作動するか、パソコンの状態は最新になっているか、画面に映ったときの背景に問題はないかなどを確認しておきましょう。
まずは、本当に実施していないのか確かめるために、電話やメールで確認してみましょう。 問い合わせをしてみると、参加できるケースも意外に多くあります。 また、同じ業界でインターンシップ募集をしている他の企業を探し、参加してみてもよいでしょう。 仕事の概要や日々の業務内容等を掴める可能性があります。 並行して、IBAC Career Webやキャリアセンターを通じて、 志望企業の新しいインターンシップ日程が公開されていないか、定期的に情報収集をしていきましょう。 ただ、社風=会社の雰囲気に関しては、企業ごとに異なります。 直接接触することが、社風を知る一番の近道になりますので、 インターンシップ参加後にフォーラム等で他の企業とコミュニケーションを取り、 志望企業と比較してみることをお勧めします。
インターンシップでは、主に「どういう人か」ということを見ています。「企業に今の自分を知ってもらう」ということを意識してみましょう。自己PRの項目では、現在の自分がどういう人なのかを伝えましょう。昔のエピソードより直近のエピソードを書くことをおすすめします。志望動機についても、企業研究をしっかりと行った上で、「自分がどういうところに興味を持ったか」「何を学びたいのか」を伝えましょう。書き方については、Q:「エントリーシートはどのように書いたらよい?」に記載していますので確認してみてください。
お礼の連絡はしておくとよいでしょう。 ・内容参加のお礼、インターンシップに参加して感じたことを伝えましょう。 当たり障りのないことだけではなく、「具体的にどのような点がよかったか」「自分はどう感じたのか」を書くと気持ちが伝わります。 ・タイミングあまり時間をおくのは印象がよくありません。 基本的には、インターンシップ参加当日〜翌日までには送るようにしましょう。 ・手段メールや電話が一般的です。 基本的にはメールや電話でのお礼の連絡で十分ですが、より丁寧さを出したい場合は手紙をおすすめします。 ただ、手紙は相手に届くまでタイムラグがあるので、まずは即日にメールや電話で簡単なお礼の連絡をしてから手紙を出すとよいでしょう。 ・ビジネスマナー メール、電話、手紙の書き方をよく調べておきましょう。
数人のグループを作り、1つのテーマに沿って話し合いを行います。企業によってテーマは異なりますが、その会社に関わる課題や社会問題をテーマとしてあげ、意見を出し合い、最終的にグループごとに発表を行い意見交換していくことが多いようですテーマ例・○○向けのスマートフォンアプリを考える・○○の売り上げを上げるための企画を考える・会社イベントに例年より倍の人を呼ぶにはまず何をすべきか・フレックスタイム制度を導入すべきかグループワークでは、「自分の意見が仕事・会社にどのように影響していくのか」「他の人の意見をどのようにまとめていくのがよいのか」など実際に仕事に使う能力を体験することができます。また、「自分はどれほどのことができるのか」「周りはどのような意見を持っているのか」「相手はどう考えるのか」を確かめることができる場でもあります。また、グループワークは就職活動の一環というだけでなく、実際のビジネスでの会議の雰囲気を実感できる貴重な経験になります。
応募の動機や自己PRを聞かれることが多いでしょう。Q:「面接で聞かれる質問には、どんな内容があるのか?」も確認してみてください。インターンシップは就業体験の場として、多くの学生に参加してもらうことを目的としていますが、受け入れ人数も限られているため、より意欲のある人に参加してもらうために、面接やエントリーシートで選考を行う企業もあります。ただ参加したいということだけでなく、「なぜその企業なのか」「自分の魅力は何なのか」「何を学びたいのか」などを強く伝えられるとよいでしょう。
企業研究をしていて、不明な点や気になる点があれば、事前にメモ等しておき、積極的に聞いてみましょう。また、社員の方とお話する機会はなかなかないかと思いますので、仕事のやりがいや嬉しかったこと、つらかったことなどその企業で働いている方の「個人の気持ち」も聞いてみるのもよいです。後々、志望動機にもつなげられるため、共感した社員の名前や所属等はメモしておくとよいでしょう。なお、既に企業のHP等で公表している企業情報について質問するのは、企業研究不足ととらえられてしまう場合もあります。「インターンシップに参加したからこそ得られるような情報は何か?」という視点で、聞きたいことを考えてみるとよいでしょう。
まずは学校のキャリアセンターで相談しましょう。OB・OG訪問をすすめられる場合がほとんどかと思いますが、学校によっては先輩の体験談をまとめたものを配布してくれることもあります。OB・OG訪問の依頼方法は、Q:「OB・OG訪問の依頼方法は?」に記載していますので、確認してみてください。また、適宜友人と情報共有も行いましょう。どのような活動をしているか聞く事で刺激にもなります。影響を受けすぎるのもよくありませんが、よい情報は共有していきましょう。
基本的なことですが、身だしなみ、あいさつ、ビジネスマナーを意識しましょう。・身だしなみ髪型や化粧などは特に指定はないですが、清潔感を意識しましょう。また、服装や持ち物についても汚れていないか、ボロボロになっていないかなど確認しておきましょう。・あいさつ「おはようございます」などのあいさつはもちろんですが、「よろしくお願いいたします」「ありがとうございます」など普段の何気ない言動を企業の方はよく見ています。・ビジネスマナー会社に入る時、部屋に入る時、何かを依頼する時など、社会人としてのマナーがいくつかあります。学生に完璧なマナーを求めることはありませんが、ある程度の知識があると周りの学生と比べて一歩先の行動ができるでしょう。詳しくは、Q:「ビジネスマナーとは?」をチェックしてみてください。
体調不良など直前で行けなくなってしまった場合は、分かった時点で必ず電話で連絡しましょう。その後、お詫びのメールを入れておくとより丁寧な対応になります。長期インターンシップの場合は、途中からの参加が可能であれば、いつから参加できそうかも伝えておきましょう。自分のスケジュールは早めに管理しておくことが大切ですが、万が一、学校の予定やゼミの予定で申し込み後に行けないことが分かった場合、まずは、どちらを優先すべきか考えましょう。またどのように企業の方に連絡すべきか迷った場合や、学校から申し込みをしているときなどは、キャリアセンターの方に相談・連絡を必ずしましょう。学校の名前を名乗り、申込していると思いますので、学校の代表であるということも意識し、できるだけキャンセルしないようにしましょう
まず、就職活動ナビサイトに登録しましょう。「○○2024」「○○2025」などサイトに卒業年の表記があり、卒業年に合わせて企業の検索やインターンシップ関連のイベント・セミナー情報が載っています。自分の卒業年のものに登録をして適切な情報を得られるようにしましょう。また、気になる企業があれば、その企業のHPの採用情報も確認してみましょう。気になる企業のインターンシップ情報が見当たらない場合については、「Q:志望企業がインターンシップを実施していない場合は?」に掲載していますので、ご確認ください。
主に下記@〜Bを確認しておきましょう。@参加する企業の情報を調べる「どのような企業なのか」「何を特徴としているのか」など改めて確認しましょう。企業のことを知った上で参加することで、より詳しく知りたいと思えることがでてきます。質疑応答や社員との座談会がある場合もあるので、聞きたいこと、知りたいことをまとめておきましょう。A準備物の確認持ち物や服装を確認しましょう。事前に企業から連絡があると思います。ノートや筆記用具以外に普段持ち歩かないような「ハンコ」や「書類」の指示が ある場合がありますので、忘れないように早めに準備しておきましょう。B日時、会場への行き方、連絡先の確認集合時間・場所を確認し、事前に 「どのような手段で行くべきか」「どれくらいかかるのか」を確認しましょう。集合の15分前に到着することが大原則です。平日の朝であれば、通勤ラッシュのため、マップやアプリで調べたものより大幅に時間がかかります。不安な場合は一度行ってみるとよいでしょう。遅刻など万が一の場合に備えて、担当者の電話番号も把握しておきましょう。
就活ナビサイトや企業のホームページから申し込み方法を確認しましょう。申込む際は、実施日時や期間、応募資格もよく確認して応募しましょう。応募時に書類の提出を求められることもあります。応募条件を早めに確認し、必要書類は事前に準備して申し込みましょう。また、学校によっては単位認定型インターンシップを実施しています。これはインターンシップに参加することで、単位取得ができるという制度です。在学中の学校で実施がないか確認してみましょう。他にも、インターンシップ説明会や業界研究、セミナーなどに参加したときにインターンシップの日程を教えてもらえたり、その場で申し込みができる場合もあります。就活イベントに積極的に参加することで情報収集にもつながります。
問題はありませんが、自分が興味のある企業の インターンシップに参加することを優先しましょう。友人との参加ではグループワークでは同じグループを組んだり一緒に行動しがちです。雑談をしてしまうなど、緊張感のない態度をとってしまわないよう注意しましょう。また、参加選考があるインターンシップの場合、どちらか一方だけが選考を通過する可能性もあります。それをふまえて同時期に応募するか検討しましょう。
講義の担当教授に前もって相談しましょう。 講義によっては卒業必修単位になっているものもあるかと思います。そのような講義を欠席する場合は特に事前に教授にインターンシップや就職活動のため欠席する旨を連絡しておきましょう。欠席が重なる場合は、レポートを追加で提出するなど単位取得に際して必要な措置を取ることもあります。そういった対応があるのかも教授に確認しましょう。
短期インターンシップに比べ、実践に近い内容を企業の方から学ぶことができるため、参加するインターンシップの業界・業種について、より詳しく知ることができます。インターンシップを通して得た情報は 文字情報でなく、あなた自身が感じた「生きた」情報となります。それが業界・企業研究に深みを持たせたり就職する企業とのミスマッチを防いだりすることにつながります。また、社会人と接する時間も長くなるため、メールの出し方などのビジネスマナーや、報告・連絡・相談のタイミング、コミュニケーションのとり方など、社会人に必要な力を身につけることができます。
参加するインターンシップの数を増やして、多くの企業を見ることができます。そのため業界・企業研究を数多く、そして幅広くこなせます。また、採用担当者がインターンシップを運営しているケースも多く、就職活動に関する質問などもしやすいでしょう。数多くの企業を見れば見るほど、自分がどんな価値観を大切にしているのか、何を就職活動の軸とすべきかが見えてきます。
就職活動が本格化する前年の長期休みを利用しましょう。以下に参加する時期の例を挙げます。参考にしてみてください。(例)・短期大学に通い、2年生で就職活動をする方→インターンシップへの参加は1年生の夏休みまたは冬・春休み・4年制大学に通い、学部4年生で就職活動をする方→インターンシップへの参加は学部3年生の夏休みまたは冬・春休み・大学院に進学し、修士2年生で就職活動をする方→インターンシップへの参加は修士1年生の夏休みまたは冬・春休み
ほかに実施日がないか確認しましょう。IBAC Career Webなどの就活ナビサイトやキャリアセンターを通じて、志望企業の新しいインターンシップ日程が公開されていないか、定期的に情報収集をしていきましょう。また、企業の担当者に電話やメールで問い合わせてみるのも一つです。
インターンシップに参加することで、早期選考の案内がきたり、1次面接が免除になったりする企業もあります。他にも、早期から企業と接触することで、名前と顔を覚えてもらいやすくなり、選考に影響を与える可能性があります。インターンシップで接触した社員の方があなたを気に入った場合、採用担当者にあなたを推薦してくれるかもしれません。また、インターンシップを通して業界・企業研究が進むことや「仕事」を実際に体験できること、ビジネスマナーを体感することは、就職活動に活かされてきます。積極的にインターンシップに参加し、多くの企業を見たり社会人と接触したりする機会を増やしましょう。
興味を持っている業界・企業のインターンシップへは、できるだけ参加するようにしましょう。インターンシップに参加する社数に制限はありません。直接企業を見ることができる絶好の機会ですので、参加して就職活動へ活かしましょう。<インターンシップ参加社数の目安>・長期インターンシップ→1社1ヶ月ほどの開催が多い。参加の目安は1〜2社。・短期インターンシップ→半日〜3日のプログラムが多い。参加の目安はご自身のスケジュールにもよりますが、5社ほど参加できると比較もでき、企業研究が深まります。
社会人となる前に多くの企業を見て体験できる、またとない機会のためです。参加する企業の業界研究や職種研究を深められるとともに、社会人と接したり、実際に仕事を体験したりすることで自分はどう働きたいのかという「就活軸」を決めるヒントになります。多くの企業を見れば見るほど入社後のミスマッチのリスクを減らすことになるでしょう。また、参加するにあたり、マナーや敬語などへの関心も持てると実際に就職活動をする際にも役立つでしょう。就職活動のためだけでなく、社会人になってからも企業を知っていることで役立つことがあります。
業界や企業、実施期間、プログラムに注目して選ぶとよいでしょう。・業界や企業から選ぶ→興味がある業界や企業があるという人は、そこから選ぶとよいでしょう。 ただしできるだけ複数の業界を見ておく方が、比較検討する材料が増えるのでおすすめです。・実施期間から選ぶ→インターンシップは短期のものから長期のものまで実施期間が様々です。 学校の講義との兼合いなども考え、参加を検討するとよいでしょう。・プログラムから選ぶ→インターンシップを通してどのような力を身につけたいかを考えてみましょう。
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