就職環境を理解する

毎年変化する新卒採用環境とその中でできること

企業の事業計画のひとつに、「人材確保・育成計画」があります。
その中で、主にみなさんのような学生を対象とした「新卒採用計画」がありますが、
現在のところ、

「応募学生の能力が、自社の求める能力のレベルに達しているかどうか」
「自社とのマッチングが難しい場合、採用予定人数を下回ることになってもかまわない」

というスタンスで採用活動を行っている企業も、一部見受けられるようになってきています。

また、企業の国際化の進展により、採用基準のひとつとして
「国際ビジネスに対応できる素養・能力があるか」という点も重視されるようになり、
自社が求める能力の条件を満たす外国人学生の入社を歓迎する企業が増加しています。

このように、就職環境の変化や人材の国際的な流動化が、より顕著となってきていますが、
その真っ只中で就職活動を行った経験はみなさんの今後の人生で必ず生きてきます。

仕事ひとつとっても、
努力の末手にした職業ですから、真剣に打ち込むことが出来るでしょう。
少しくらい苦しいことがあっても乗り越えることができる精神力が身についているでしょう。

そのためにも、まずは自分自身の能力を磨くことに力点をシフトしましょう。

大学1、2年生時の今できることは何か?
企業が求める基本的な能力はどうやって身に付けることができるのか?
状況に振り回されることなく、物理的にも精神的にも豊かになるにはどうしたら良いか?

この「お役立ち情報」コーナーではそのヒントを多数掲載しています。
少しずつ読み進め、実践してみてください。

若者の働く意識 −早期離職者が多い現状を考える−

近年、「キャリアアップ」や、「自分のやりたいことではなかった」といった理由で、
会社を早期離職する若い世代が目立つようになりました。

古くから新卒採用に関しては「七五三離職」という言葉があります。
これは中卒・高卒・大卒の新卒社員が、
入社3年以内にそれぞれ7割、5割、3割が離職することを指しているのですが、
大卒の入社3年以内離職率は年々上昇し、近い将来4割に達する見込みです。

しかし、早期離職者のうち本当にキャリアアップすることが出来る人はほんの一握りであり、
大半はキャリアダウン(元の企業よりも雇用条件が悪い企業で働くことに甘んじる)、
又はフリーターに転じることがほとんどです。

早期離職の原因は大きくふたつに分けられます。

(1)自分の考えと企業の考えにミスマッチがあったまま就職してしまった
(2)「もうひと踏ん張り」頑張れば成長できるタイミングで堪えることができず離職する

(1)については、就職活動を通して自分自身の価値観・職業観を向上させることで
防ぐことができます。
考えがあやふやなまま何となく就職活動を続けることのないように、
夢や目標を定期的に確認し、毎日の生活においては淡々と努力を積み上げていきましょう。

(2)については、他者との交わりの中で支えあって成長していく、
という視点が欠けていることが原因と考えられます。
仕事には大きなやりがいがある反面、苦しいことやうまくいかないこともあるものです。
その時、自分を支えてくれる上司、先輩、同僚の存在に気付かず、
「現状のつらさから逃れるには会社を辞めるしかない」といった思考に陥る方が多く、
「もうひと踏ん張り」すれば成長することができるかもしれません。

つらい時こそ、「これは自分が成長するチャンスかもしれない」と前向きに捉え、
また、上司、先輩、同僚を信じ、腹を割って相談するようにしましょう。

格差の時代。どこに行っても通用する人材になる

現代は、「格差の時代」と呼ばれています。

これまで「格差」というと、どの国に生まれたか、どのような教育を受けたか、
といった環境によってもたらされてきましたが、
新興諸国の発展等により、生まれ育った環境による先天的な格差は縮まってきました。

それでは、「格差」が何によってもたらされるかと言うと、
それは「努力の差」に他なりません。

近年台頭してきた新興諸国と日本の環境を比較すると、日本の方がずっと恵まれていますが、
新興諸国に生まれた若者たちは、努力によってその差を縮めてきています。

これまで先進国の企業は、安い人件費、豊富な労働力を求めて新興諸国に拠点をシフトしてきましたが、
現在は、有能な人材を求めて海外に出て行く(又は自国の企業で外国人を積極的に採用する)
動きが顕著となってきました。
この変化はさらに加速していき、実生活においてもその影響が見てとれるようになるでしょう。

豊かさも格差も努力によってもたらされる現代。
就職活動のためだけではなく、時代を生き抜くためにも、毎日地道な努力を重ねていきましょう。

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