「スキル」と言われてイメージするのは、
英語を話せる・技術がある・資格を保有しているといった、いわゆる「手に職」の分野でしょう。
もちろん、業務の遂行能力を高めるために上記のスキルを高めることは
プロのビジネスパーソンに必須の行いですが、
感性・教養を磨くことはそれを上回るほど重要なことと言えます。
なぜ、感性・教養を磨くことがプロのビジネスパーソンに必要なのか、一緒に考えてみましょう。
残念なことに、どれだけスキルが高くても、
それを社会や周囲の人に役に立つためではなく他者を困らせるために使う人がいます。
スキルが高いことに自惚れて、周囲のサポートに感謝できない人がいます。
失敗をしても反省をせず、同じ過ちを何度も繰り返す人がいます。
将来について明るい希望を持てず、いつも心の隅に不安を抱えている人がいます。
上記のことは、少なからず誰にでも当てはまることではありますが、
その程度が深い人は、感性が乏しいと言えるでしょう。
感性・教養は、「手に職」型のスキルとは違い自分の成長の度合いを測り難いといった側面を持つため、
「それが何の役に立つの?」と思われがちですが、
本当のプロのビジネスパーソンは上記のことをよく理解し、感性・教養、スキルの両面を磨く努力を怠りません。
良書や詩に親しみ、芸術に触れること。
歴史に思いを馳せること。
旅行をして新たな刺激を受けること。
サークルへの参加やアルバイトをして組織の一員としての役割を学ぶこと。
これらの行動を通して、スキルと同時に感性・教養も磨いていきましょう。