学生の本分は勉強です。
高校生の間は入学試験に合格するために一生懸命授業を聞き、勉強をしていたにも関わらず、
大学生になった途端に講義の受講が疎かになったり、
予習復習をしなくなったりする、ということが多々見受けられます。
サークル活動やアルバイト等、大学生活ならではの体験も積んで頂きたいのですが、
最低限講義は休まず受講し、少しでも多くのことを学ぼう、といった貪欲な姿勢で先生の話を聞きましょう。
大学に入り専門的な分野を勉強する一方で、残念ながら、
高校レベルの基礎学力(国語、数学、理科、社会、英語)が衰えていく、といった状況も見受けられます。
高校までに身に付けた基礎学力なくして専門性を深めることはできませんし、
また、採用選考試験においてはほぼ必ず基礎学力の筆記テストがあります。
採用選考試験の筆記試験対策の問題集に定期的に取り組むなどして、
基礎学力をしっかり保持しましょう。
時事・経済ニュースを押えておくために新聞を読むことは有用な手段と言えます。
インターネットの情報は更新頻度が高いことから、情報を素早く入手することに適していますが、
情報量や分析の深さにおいては新聞に軍配が上がります。
テレビやインターネットのニュースでキャッチした情報を
新聞でその背景や今後の見通しを確認しましょう。
また、新聞はすべての記事に目を通す必要はありません。
新聞(朝刊)の情報量は約30万字、新書にして約2冊分もあるため、
隅から隅まで読もうと思うとかなりの時間がかかってしまいます。
下記の方法であれば、10分程度でその日のニュースの概要を掴むことができます。
・1〜3面の主要記事を読む
・全体の見出しとリードのみに目を通し、その中で特に気になった記事を後でじっくり読む
10分であれば毎日確保するのもそう難しくはありません。
また、新聞をいつも鞄の中に入れておけば、講義の合間や電車の中、
アルバイトやサークルの前といった隙間時間に読むこともできます。
インターネットで必要な情報は手に入ると思いがちですが、新聞を侮らずコツコツと読みつづけ、
また、その記事に対して自分はどう考えるのか?ということにも意識を向けましょう。
一昔前までは、「世界を舞台に活躍するビジネスパーソンになりたい!」という
希望を持ったビジネスパーソンが就職後も英語の勉強を続けていましたが、
現在では、英語は特別なスキルではなく、基礎スキルのひとつといった位置付けとなってきました。
企業がグローバル展開をして海外で事業を行う=海外事業担当者だけが英語をできれば良い、
といった状況から、
日本の大企業だけではなく、中小企業においても多くの外国人が働くことになり、
「同僚の半数は外国人」といったことも珍しいことではなくなることが予想されています。
勉強の時間を確保しやすい大学時代に、英語の勉強をしっかりと行いましょう。
また、英語学習の成果を測るために「TOEIC」を受験することをお勧めします。
TOEICは試験の合否ではなく、自分の英語力をスコアで表してくれます。
今回の受験では500点、次回は600点、というように目標を設定し、定期的に受験しましょう。
英語もその他の外国語も一夜漬けでは身につかず、毎日コツコツと勉強を続けていくことが求められます。
語学学習には、
勉強を習慣化する力、楽なことに流れず目標を達成しようとする意欲・自制心の向上、
といった副次的な効果も高いので、是非、今日から語学学習をスタートしましょう。
英語と並び、社会人が身に付けるべき基礎的なスキルとしての側面が強まっているのがITスキルです。
パソコンの操作ができる、ワープロや表計算などの基本的なソフトを扱える、といったことはもちろんのこと、
ITを業務に生かすための基礎的知識
-ITが経営全般とどう絡み合うのか
-ITを用いて業務を管理するとはどういったことか
を身に付ける必要があります。
とはいっても、
実際にどんなことを勉強すれば基礎的なITスキルが身につくかは分かりづらいでしょう。
そんな場合は、
ITに関する基礎知識を測る「ITパスポート試験」にチャレンジすることを通して、
ITの基礎知識を身に付けることをおすすめします。
>>「ITパスポート試験の紹介サイト」はこちら
「資格があれば就職に有利ですか?」
「自分には資格がないから就職できないかもしれない」
学生さんからそんな声をお聞きすることがよくあります。
企業が学生を採用する際、下記のような項目をチェックするのですが、
その項目の重要度は企業によって異なります。
−企業理念に共感できるか
−積極性があるか
−責任感が強いか
−協調性があるか
−向上心があるか
−基礎学力が一定の基準を満たしているか
−これまで精一杯努力をした経験があるか
−必要な資格を保有しているか
中には、その資格がなければ採用をしない、といった企業もあるかもしれませんが、
多くの企業では資格を保有していること事体が採用に直結するわけではありません。
しかしながら、資格取得を目指して勉強をすることで得られるものは非常に大きいです。
語学学習の効能と同じことが言えますが、
自分を律して勉強に励む力、計画力、実行力、
大学で学ぶ内容の専門性を深める・又は専門外の勉強にチャレンジする知的好奇心
など様々な力が育つことでしょう。
資格は主に下記のような分野に分かれています。
まずは、興味のある分野にどのような資格があり、各資格の難易度はどれ程か調べてみましょう。
−医療・福祉
−法律・労務
−税務・会計・経営
−土木・建築・不動産
−語学
−公務員・行政
−IT・情報
−技術・工業・環境
−その他
※おすすめのサイト
>>「資格の難易度」はこちら