準備編
就職活動の大まかなスケジュールは?
1.まずはじめに
4〜6月頃に就職情報サイトが続々とオープンします。
まだエントリーはできませんので、企業への直接のアクションはしばらくお預けということになります。
この時期にやるべきことは、就職情報サイトに登録し、使い方をマスターすること、
現4年生の先輩に、「今の時期に何をしましたか?」「就職活動で大事なことは何ですか?」等々、
質問をぶつけることです。就職情報サイトの情報+先輩からの情報で「就職活動とはどんなことをするのか」を
だいたい把握しましょう。
2.企業情報のチェック
就職活動を始めてからの3ヶ月程度は、毎日3〜5社の企業情報を眺め、その企業のよいところ、
疑問に思ったことをノートに記入するといったことをおすすめします。
その中でご自身の好みを把握することができます。
3月からのエントリー受付開始時には、ご自身が蓄積した企業情報を基に積極的に活動しましょう。
その際、エントリーシート提出等締切があるものもありますので注意しましょう。
3.セミナー・合同説明会
一番大事なことは、「どんな雰囲気の会社か」、「どんな人によって運営されているのか」といった、
実際に足を動かさなければ得ることのできない生の情報を収集することです。
1週間に○社訪問、○社エントリーというように、具体的な数字を掲げてがんばりましょう。
4.内々定
6月以降は選考が活発化し、内々定が続々と出始めます。
※就職活動成功の秘訣
就職活動成功の秘訣は、「早く動くこと」「たくさん動くこと」「しっかりスケジューリングしながら淡々と動くこと」です。がんばりましょう!
就職情報サイトはどのように活用するべきか?
就職情報サイトとは、学生の就職活動を総合的にバックアップするサイトです。
企業情報の検索やエントリーができる他、就職活動に関する就職お役立ち情報等が多数掲載されています。
就職情報サイトを上手に使いこなすことによって、就職活動の効率を大幅にアップすることができます。
1.まずは、気になるサイトに登録
4〜6月頃に就職情報サイトが続々立ち上がってきます。
就職部のポスターを見かけて気になったサイト、先輩が便利だと言っていたサイト、
色々検索して探してみましょう。
そして、各就職情報サイトの特徴をつかみましょう。首都圏の企業情報が多いもの、
地方の情報が豊富なもの、大企業を中心に掲載、中小企業中心・・・というように、
各サイトにはそれぞれ特徴があります。
自分の就職環境と照らし合わせ、必要としている情報を効率よく収集しましょう。
2.どのサイトを中心に就職活動を進めるかを決める
主に使うサイトを3つ程度に絞るとよいと思います。
就職戦線が活発になるにつれてたくさんのメールが届くようになります。
このメールをチェックするだけでも大変です。
自分が活用するメインサイトを毎日チェックし、それ以外は一週間に一回のチェック等
自分の中でルールをつくるとよいでしょう。
3.新着情報をこまめにチェック
毎日○時〜○時までは就職情報サイトのチェック、というように就職情報サイトのチェックを習慣化させましょう。
就職情報サイトには、企業情報だけではなく就職活動のポイントもたくさん掲載されています。
それを読み、早い時期に「就職活動とは何か?」といったことを把握しておけば、
あとになって焦ることなくスムーズに活動することができます。
4.インターネット上の情報に振り回されない
インターネットから手にすることができる情報は静的な情報であり、
いったい会社とはどんなものであるか、どんな人が働いているのか、といった
生の情報を手にすることはできません。
そういった意味では、就職情報サイトだけでは万全とは言えませんので、
「ひきこもり就活」にならないように注意しましょう。
リクルートスーツはいつ頃、どのようなものを買えばよいのか?
どのようなスーツを買うかはまず財布と相談、ではありますが、
安ければ1万円〜2万円で3点セット(スーツ上下にシャツ1枚)が揃います。
デパートの「就活フェア」をのぞいてみると、3万円程度のものが主力商品のようです。
靴や鞄、ネクタイなども比較的安価で手に入りますので、ぜひ一度デパートや専門店に
足を運んでみてください。
また、スーツの色やボタンの数についてですが、「ふたつはいいが、ひとつはダメ」等々、
いろいろなことを耳にしますが、ボタンの数をいちいちチェックしている面接官は皆無です。
「就職活動」とは社会人になる準備期間を指します。
ですから、「社会の常識」と「就職活動の常識」が食い違うということはまずありません。
服装に悩んだ時は、出勤途中の社会人の姿をよく観察し、お手本にしましょう。
就職活動用の鞄は用意したほうがよいか?
鞄は安価なものでもよいので、黒・茶・グレー等のものを用意するとよいでしょう。
現在お持ちの鞄がスーツを着た際に不釣合いでなければ新しく購入する必要はありません。
反対に、あまりに派手な柄のものやリュック等は避けた方がよいでしょう。
また、合同説明会や企業説明会では会社パンフレット等をたくさん受け取ることになりますので、
A4サイズの資料が楽に入る大きさの鞄をおすすめします。
履歴書用の写真はどこで撮るべきか?
スピード写真不可という企業はほとんどありません。
ただし、やはりプロが撮った写真のほうが見栄えがいいことは言うまでもありません。
しかも写真=顔は、自分自身のPRという意味で軽視できないポイントです。
大学生協や街角の写真屋さんで撮影をお願いしてみてはどうでしょうか。
Uターン、Jターン、Iターンの意味合いとそれぞれの長所・短所は?
Uターンとは、出身地に戻って就職すること。
Jターンとは、出身地まで戻らず途中の地域で就職すること。
I ターンとは、出身地以外の地域に就職することです。
具体的に言いますと、北海道出身で仙台の大学に在学の学生が
北海道に就職すればUターン、東京に就職すれば I ターン、青森に就職すればJターンとなります。
メリット・デメリットは一概には言えません。
明らかなのは、経済的には親元から通うのは一番楽であるということぐらいでしょう。
Uターン就職の注意点は?地元の学生よりも不利になる点はあるか?
情報入手はネットをフル活用することにより、それほどハンディを感じることなく活動できます。
ポイントは入手より情報活用の方で、ネットや雑誌などの静的情報に加え、
コミュニケーションによって生まれる動的情報をどう活用するかが重要です。
以下のような情報ネットワークの形成を心がけてください。
<情報ネットワークの形成>
1.地元の就職情報サイトに早めに登録し、活用する。
2.高校時代の友人で地元の大学に進学した人と連絡を取り合う。
また地元以外の大学へ進学した友人でも同じくUターンを考えている人が居るかもしれないので、
連絡を取って情報交換する。
3.家族ともUターン就職について話し合い、就職資料はリアルタイムに転送してもらうなどの協力も不可欠。
4.地元新聞を購読する(1日遅れで届きます)。
5.最後に、より多くの情報を集めるには優先順位をつけるが大切です。
もし大学所在地での就職活動とUターンの両立をしていく場合は、
3月以降セミナーや選考会が増加してくると、大学所在地と地元とでスケジュールのバッティング
という問題が生じます。最終的にはどちらを選ぶかの決断が必要になりますが、
当初は月に1回、1週間単位で帰省できるような体制を取れるよう、以下のことに留意してください。
<Uターン就活を成功させるために>
1.一番のポイントは「ずうずうしいくらい積極的に」ということです。
もし日程がバッテイングした場合は、最初から諦めずに
「大変勝手なお願いですが、別の日にチャンスをいただけませんでしょうか?」と、
誠意を持ってお願いしてみてください。
2.3年生までにできるだけ多くの単位を取っておく。
また4年生まで残った場合はできるだけ曜日を固めて授業スケジュールを組むようにする。
3.先立つものは先立ちます。早いうちから交通費を貯めておきましょう。
4.長期間大学所在地を離れる時は、友人に頼んで郵便ポストのチェックをしてもらいましょう。
インターンシップとは?
学生が一定期間、企業等において実習・研修的な就業体験をする制度です。
学生と企業とのミスマッチを解消していくための手段としての効果が期待されており、
学生にとっては、在学中に就業体験をすることで、職業観の明確化や就職意識の高揚につながり、
企業にとっても、企業PRの強化や、人材確保のためのコミュニケーションのあり方のヒントを学生から得る
等のメリットがあります。
就職部ではどの程度学生のサポートをしてもらえるのか?
学校によって様々ですが、どの大学でも就職内定率は非常に重要な指標になっており、
求人票などの求人関係資料の掲示に止まっている大学はほとんどありません。
一般的には、以下に掲げるようなサービスを行っています。
1.求職登録受付
2.個人面接、就職(進路)相談及び指導
3.各種就職指導・支援行事の開催
・・・就職説明会・セミナーの学内開催/身だしなみ講座/エントリーシート対策講座
/SPI対策講座 等
4.求人に関する情報提供
・・・企業ファイル(求人申込書、在職者名簿、パンフレット等) /求人受付簿
/会社訪問報告書(就職委員、就職課員の訪問記録)など
5.公務員試験案内
6.就職関係図書
7.就職情報誌の配付(閲覧)
善は急げ、です。できるだけ早く就職部に実際に足を運び、顔と名前を覚えてもらうようにしましょう。
就職活動をする前に、礼儀・マナーだけでなく日頃から身に付けておいたほうがいいことは?
何事も3ヶ月続けば習慣になる、と言われています。
その意味では今は、内定ひいてはプロの社会人に向けたよりよき習慣の形成時期だと思われます。
基本的には以下の事項を習慣にすることをおすすめします。
1.その日のうちに就寝する
そうすれば朝型人間になれます。企業の始業時間は遅くとも9時で、しかも社会人の仕事はF1レースです。
つまり、スタートでの加速が勝負を決めます。ということで、企業は朝に強い人を本能的に好みます。
2.読書
プロの社会人には知性が求められます。知性の源は良書を数多く読むことです。
いきなり月何冊読む、と決意しても三日坊主になることは自明ですから、
「一日15分、机に向かい、本を開く」ことにチャレンジしてください。新聞購読もしかりです。
3.週単位のスケジュール管理をする
プロの社会人は戦略的な行動をします。
戦略的な行動をするためには計画的な行動が求められ、計画的な行動はスケジューリングによって、
初めて可能となります。
コツは毎週金曜日までに来週一週間の計画を1時間きざみで計画することです
(遊びや予備時間があっても構いません)。
この習慣は就職活動上はもちろん、これからの人生そのものに大きな影響を与えると思います。
一日という単位では、数行の箇条書きでも結構ですから、日記をつけることをおすすめします。
合同企業説明会など就活イベントではどのような質問をすればよいのか?
説明会やイベントでは、人事担当者からの説明の後に「何か質問はありますか?」と言われることや、質疑応答の時間が設けられている場合があります。
質問の時間自体は限られていますが、その中での例を何点か紹介します。
・個人的な質問ではなく、みなさんに共通する質問をしてみる
…1対1での面接とは違って、他にも多くの就活生がいる場での質問になるため
※アイバックのフォーラムでは企業様との一対一でコミュニケーションが取れる場なので、個人的に気になることなども質問できます!
・説明にあったことについて、詳しく聞いてみる
「〜についてもう少し詳しくお教えいただけますか」
・資料やHPには載っていないようなことを聞いてみる
…社員の生の声を聞けるいい機会のため
「職場がどのような雰囲気なのか教えていただきたいです」
「やりがいを教えていただけますか」
・気になる待遇面については、以下のように聞いてみる
「社内の男女比、部署内の男女比についてお教えいただけますか」
「育児休暇等の制度もありますが、女性の活躍についてお教えいただけますか」
※それぞれの部署の男女比や年齢層を聞くことはOK
このように例はいくつか挙げられますが、自分をアピールにするための質問というよりも、
話を聞いた中で分からないこと、興味を持ったこと、もっと聞きたいことを積極的に質問してみましょう。
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