実践編
志望動機は何から書き始めたらよいか?
志望動機のいくつかのパターンを紹介します。
1.企業の魅力=業界のリーダー、成長が著しい、地域社会に貢献している、顧客志向、企業理念のすばらしさ、環境等に対する社会的責任への姿勢、OBからすばらしさをお聞きした、スキルを磨ける、成長できる職場
2.人の魅力=採用担当者の人柄、社長の表情、営業マンのやる気、尊敬できるOBの存在
3.業界の魅力=人々の生活に欠かせない仕事、日本を牽引する産業
4.従事する仕事=学校で専門的に学んだことを生かせる、小さい頃からの憧れ、やりがいがある、人と接する仕事が好き
5.地域社会=ここが好き、生まれ育った地域に恩返しがしたい、親孝行したい
どこに行っても通用する志望動機は“職場、組織”です。会社説明会に出てみて(HPを見て、友人から聞いて、会社訪問をしてみて、フォーラムで会って、御社に勤める人を街で見かけて、あなたと出会って)、「この人たちと一緒に仕事をしてみたいと思いました」、
「この人たちとなら、どんな仕事であろうと自分を伸ばすことができるのではないかと確信しました」
と言えば、相手はそれで納得せざるを得ないのです。理屈の世界でなく感性の世界ですから・・・。
ただし、感性の世界ゆえに、相手に納得してもらう重大な関門があります。
それは、ご自身が心底「この人たちと一緒に仕事をしてみたい」と思えるかどうかです。
ここでのウソは100%見透かされると思ってください。
相手にもご自身のことを好きになってもらうためには、もう一つ心底思うべきことがあります。
それは「この会社は自分を幸せにしてくれるか」オンリーでなく、
「この会社で自分は幸せになれるか」+「この会社を自分は幸せにできるか」という視点です。
「共に育つ」という気持ちを持つことです。ここが成否をわけるポイントです。
大学名でもなく、資格取得状況でもなく、口が達者だからでもなく、働くということに対する思いです。思いだけと言っても言い過ぎではないと思います。
書類選考における選考基準は?
書類選考といっても中身によって違いはあると思いますが、履歴書ということでいえば、以下の諸点です。
1.文字
きれいな字に超したことはありませんが、それより大切なことは、丁寧に書くことです。
書き方を見れば、どの程度就職に真剣かや集中力、忍耐力がわかります。
2.専攻及び専攻科目にどれだけ打ち込んだか
見るポイントは、知識レベルではなく努力度、自制心といった内面的なものです。
ただし、一部のメーカーにおいては、ズバリ採用職種と専攻とのすりあわせという視点でチェックします。
3.帰省先(地元大学の場合は自宅)の住所
通勤可能か否かをチェックし、自社への内定受理の可能性の判断材料にします
(いくら内定を出しても、通勤時間2時間では辞退される可能性が高いからです)。
4.浪人や留年の有無
一部の企業では、浪人や留年の有無を見ています。
率直に言って、留年は不利です。
日本の大学で留年するというのは、「よっぽど遊んでいた人」と見られるからです。
しかるべき理由がある場合は、その旨を明記しておいた方が良いでしょう。
また、日本の企業の場合、基本給に年齢が加味されていることも背景にあります。
5.家族構成
家族構成を見る企業もあります。もっとわかりやすく言うと、長男・長女かどうかを見るわけです。
「長男ならUターンの可能性が高いのではないか・・・」等々です。
ただし、今はプライバシーを重視する時代になっており、ご本人以外の属性は問わない、聞かない、が常識化してきています。
6.性格や趣味
こちらは必ずチェックされます。
特にご自身の性格をどう自己分析しているのかは、ポイントの一つです。
7.学業成績
企業によっては成績をかなり重視します。
最後にご注意いただきたいことを一点。
どこかのノウハウ本を参考に模範解答のような内容のものを書くのだけは
おやめになったほうが賢明です。主体性がないということで減点されます。
一般常識とSPIは両方勉強した方がよいか?本を選ぶコツは?
ご存知かと思いますが、念のため、SPIについてご説明しておきます。
SPIとは「Synthetic(総合的な)Personality(個性・性格)Inventory(評価)」の略語で、
国語(言語判断)と算数に近い数学(数的判断)に、いわゆる性格検査を加えたものです。
国語(言語判断)と算数に近い数学(数的判断)と一般常識は多少ダブるものもありますが、
一般常識は、歴史や科学、経済、法律など広範な分野にわたって基本的な知識と、
時事問題などを問うものです。
したがって、地道な勉強と新聞を読むことが大切です。
ということでSPIと一般常識それぞれ、勉強しておいて損はありません。
問題集は、甲乙つけがたく、感覚的に「これがやりやすそう」というものを1冊選んでいただき、
繰り返し勉強するのが最良かと思います。
国語(言語判断)と算数に近い数学(数的判断)については、実際やっていただければわかりますが、
内容自体はそれ程難しくありません。
問題なのは時間に追われるということです(実際のところ時間切れということがよくあります)。
したがって、問題集をやる中で「短時間で答えるコツ」を身につけるよう心掛けてください。
一般常識の筆記試験は、どの程度重視されるのか?
各企業によって筆記試験の重視の度合いは異なりますので一概には言えませんが、
よっぽど悪い点数ではない限り通す企業と、ある一定の基準を超えた学生だけを通す企業
という二極に分かれる傾向にあり、前者の比率が7割、後者の比率が3割程度だと思われます。
エントリー数が5000人を超える企業は後者だと考えてください。
いずれの場合も一次選考段階であり、最終的には面接によって合否が決定します。
換言しますと、一般常識の点数だけで内定が出ることはない、ということです。
企業との直接接触が始まると、履歴書やエントリーシートの作成、説明会や面接と忙しい毎日となりますから、
筆記試験の勉強を早い段階からコツコツ行うことをお勧めします。
SPI試験における性格検査の部分はどのように扱われるのか?
選考試験としてSPIを行う場合、面接で受けた印象と実際とのすり合わせという視点で、
SPIの性格検査を活用するのが基本的なスタンスです。
また、企業として採用職種に関する適性を測るケースがあります。
例えば経理職を採用しようとした場合、少なくともその企業の考え方として
「経理に向いているのは、コツコツと地道に築き上げるタイプの人」という判断がある場合は、
SPIでそのような傾向が出た人を優先的に採用する、といった具合です。
さらには、何人かを採用する場合、その組み合わせとして、「行動タイプと熟慮タイプ」や「リーダータイプと縁の下の力持ちタイプ」のバランスを配慮するために性格テストの結果を参考にすることがあります。
もう一つ重要なことがあります。それは「虚構性」のチェックです。
虚構性とは、端的に言えば自分をよく見せるためにウソをつくことで、こういう人は即不採用となる可能性大です。
ということで、どう思われるかや、どう扱われるか、といったことは気にせず、自分の思うところを素直に書く、それでダメなら「落ちた」のではなく「縁がなかった」と割り切る、というのが、SPIに対する妥当なスタンスだと考えます。
面接試験に臨むに当たっての心構えは?
自分のことは「伝えるのではなく自然に伝わる」、「アピールするのではなくピーアールする」
という考え方が大切です。
自然に自分のことを語り、相手すなわち企業の言うことを聞く中で、
縁があれば自然と相互理解が深まり、やがては恋に落ちる・・・。
換言しますと、おしゃれは通用しますが、自分を自分以上に見せようと思っても、
しょせんその化粧の化けの皮ははがれます。
企業とするべきことは、ディベートでも面接でもなく、コミュニケーションであり面談である、とご理解下さい。
面接で聞かれる質問には、どんな内容があるのか?
頻度の高い項目をご紹介しておきます。基本的には履歴書やエントリーシートに記入したことをベースに
面接を進めるケースが多いですから、記入した内容については自分の言葉で、できるだけ簡潔に話せるよう事前準備をしてください。
■自己PRをしてください。
■当社への志望動機は?
■入社後どのような仕事をしたいですか?
■仕事をすることの意味、目標は?
■10年後の夢、10年後どうなっていたいですか?
■学生時代に打ち込んだことは?
■ゼミ・研究室・専門分野・卒論テーマは?また、なぜそのテーマを選んだのですか?
■最近特に関心を持った社会的な出来事は?また、それはなぜですか?
■座右の銘、記憶に残る一冊
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