インターンシップ編
そもそもどんな意味合いがあるのか?
インターンシップとは、学生のみなさんが一定期間、企業の業務を研修生として従事し、就業体験をする制度です。
お互いのミスマッチを解消していくための手段としての効果が期待されており、
学生にとっては、今後就職することを考えた場合、
在学中に就業体験をすることで職業観の明確化や就職意識の高揚につながり、
企業にとっても、企業PRの強化や人材確保のため、
コミュニケーションのあり方のヒントを学生から得る等のメリットがあります。
参加することで得ることができるメリットとは?
インターンシップに参加するメリットの一つとして、
いち早く自分に合った企業・業界を探すことができる点が挙げられます。
特にこの場合、「いち早く」という点が大きなポイントです。
例えば、映画の試写会を想像してみてください。
決められた公開日よりも前に、「いち早く」本編の内容を知ることができ、得をした気持ちになる方もいると思います。
インターンシップへの参加も同様で、
その企業・業界についての理解を早い段階から進めることができ、並行して自分自身の価値観を洗い出していく中で、
前向きに就職活動を進めていくための大きな一歩となるのではないでしょうか。
実際に参加した学生の生の声
過去にインターンシップに参加した学生さんの声をいくつか挙げさせて頂きます。
・私は仲の良い友人と同じ企業を受けました。友人はその企業のインターンシップに参加していたのですが、
それがきっかけで内定をもらえていました。
正直、私の方がエントリーシートに時間をかけていたし志望度も高いと思っていたので、
選考に落ちた際は本当に悔しい思いをしました。
ですので、インターンシップはよくよく考えて行く場所を決めてほしいです。
・企業研究は十分すぎるくらいやること(100%ではだめ200%、300%くらいすること)。
少しでも興味があれば企業のインターンシップには絶対に参加して、エントリーシートも出すこと。
インターンシップに参加すると交通費や宿泊費などお金がかかることもあるけど、ケチらないこと。
・皆さん準備は早めがいいとおっしゃると思いますが、本当に早め早めに情報を集めたり、
インターンシップに参加したり、計画的にスケジュールすることは必要だと感じています。
そして、できるだけ自分の過去を振り返り、自分を理解してください。
就職活動は自分との戦いです。
始まってから周りに流されることなく、自分の行きたい道を目指して前向きに頑張って欲しいです。
インターンシップに参加した学生さんならではの率直な声だと思います。ぜひ参考にしてみてください。
実施されることが多い時期とは?
夏休みに実施する企業が多いですが、近年では1Dayインターンシップや企業見学会、先輩社員との座談会等、
様々なバリエーションのものも生まれており、
冬休みや春休みに実施するなど時期も多様化していますので、
就職情報サイトや企業のホームページをこまめにチェックしてみましょう。
具体的な実施スタイルとは?
大きく分けて、以下の4つのスタイルがあります。
・オープンカンパニー
企業やキャリアセンターによる企業・業界の説明、座談会、職場見学など
・キャリア教育
大学の講義や企業による就活ガイダンス、就業体験の実習など
・汎用的能力・専門活用型インターンシップ
参加期間の半分を超える日数の職業体験(終了後にフィードバックを行う)
・高度専門型インターンシップ
文部科学省のガイドラインに基づく大学院の修士・博士課程を対象にした有給の就業体験
どのスタイルにもそれぞれの特徴がありますので、タイミングや参加可能な時期に合わせて、
幅広く体験してみるとよいでしょう。
なぜ企業はインターンシップに時間をかけるのか?
仕事を通して得られる喜びや達成感を実感してもらいたい…
社員とのコミュニケーションを通して、参加学生さんとの一体感を作っていきたい…
仮に縁があって入社した場合、一体何を身につけることができるのか知ってもらいたい…
これらのような理由で、企業はインターンシップを計画することが多いでしょう。
企業側は、学生さんと一定期間共に過ごすことで、お互いの理解を深めていきたいという思いを持って実施しますので、
仕事の生きがいを感じるポイントがどこにあるのか等、常に考えながら参加されることをおすすめします。
インターンシップに参加するために必要な準備とは?
まずは自分が応募できるかどうか、確認しましょう。
学年や学科などの応募条件がないものがほとんどですが、中には専門知識を必要とするプログラムもあり、参加学生が限定されるケースもあります。
また、なぜそのプログラムに参加したいのか、理由を明確にしておきましょう。
「仕事の内容がわからないので、知りたい」でもいいです。
理由を明確にすることで積極的な姿勢でインターンシップに取り組むことができます。
参加が決まったら企業研究は十分に行いましょう。
志望企業がインターンシップを実施していない場合は?
まずは、本当に実施していないのか確かめるために、電話やメールで確認してみましょう。問い合わせをしてみると、参加できるケースも意外に多くあります。
また、同じ業界でインターンシップ募集をしている他の企業を探し、参加してみてもよいでしょう。仕事の概要や日々の業務内容等を掴める可能性があります。
並行して、IBAC Career Webやキャリアセンターを通じて、志望企業の新しいインターンシップ日程が公開されていないか、定期的に情報収集をしていきましょう。
ただ、社風=会社の雰囲気に関しては、企業ごとに異なります。直接接触することが、社風を知る一番の近道になりますので、インターンシップ参加後にフォーラム等で他の企業とコミュニケーションを取り、志望企業と比較してみることをお勧めします。
企業の方から話を聞く際、どのようにメモを取るのがよいのか?
聞いたこと全てをメモする必要はありません。
企業によっては資料をいただける場合もあるため、基本的に必要なことは資料に書いてあります。
大切だと思うことを中心にメモを取りましょう。
メモを取ることに集中しすぎず、相槌を打ちながら、企業の方の話をよく聞くという姿勢も大切です。
確実に得たい情報がある場合は事前にメモ帳に項目を記載しておき、話を聞きながらそのメモを埋めていくという方法もあります。
(項目記載例)
○○株式会社
<研修制度>
<福利厚生面>
>>就職活動FAQのTOPに戻る